ピアノ教室でお手紙を書く効果

コミュニケーション

こんにちは。浅野です。

私のピアノ教室では、生徒さんたちに定期的にお手紙を書いています。

生徒さんたちは、みんなお手紙をもらうのが大好きです。

お手紙をもらうと、なんだかくすぐったいような独特な気持ちになりませんか。

今日は、お手紙を書くことの効果についてお話ししたいと思います。

導入期のお手紙の効果

まず、ピアノ教室に入りたての生徒さんに手紙を書いて良かったことをシェアします。

ピアノ教室にご入会されてからの生徒さんは、次のレッスンが楽しみでわくわくどきどきしています。

またそれと同じくらい、「先生はどんな人かな。」「ピアノがうまく弾けるかな。」など、心配や不安も感じています。

講師としては、生徒さんとのレッスンをとても楽しみにしていますし、生徒さんがリラックスしてこれからのピアノライフを楽しんでほしいという願いがあります。

そこで、まだ不安が残っている始めたての頃、私は、生徒さんをリラックスさせるためにお手紙を書きます。

内容は、生徒さんに会えるのを楽しみにしていたこと、生徒さんに出会えて嬉しいこと、生徒さんとピアノが弾けてしあわせなこと、、、、など自分の本心を書きます。

ここで伝えたいことは、「生徒さんが来ることを歓迎しているよ。」ということです。

「自分は歓迎されている。」そう感じる場所へは、自然と行きたくなりませんか。

その手紙を文字で読むことで心に言葉が残り、生徒さんは「受け入れられている。」とリラックスできます。

私は、始めたての導入期の緊張した雰囲気が、お手紙でやわらかくなることが分かり、お手紙を書くようになってから、生徒さんとの距離が縮まりやすくなりました。

特に緊張して入ってこられる生徒さんには効果が大きいので、おすすめです。

「そのひと手間がアイラブユー♪」というCMがありますが、まさに初回からひと手間かけることが生徒さんへのLOVEなのだと思います。

成長した時のお手紙

次に、成長した時にお手紙を書くということをお話しします。

例えば、音が読めなかった生徒さんがすらすら読めるようになったとき。体の使い方が上手になったとき。宿題をやってこれるようになったとき。など

できるようになったことを手紙に書いて渡すと、生徒さんも成長した自覚が持て、良い振り返りの機会になります。

「成長した!」という自覚が、「次の課題もやるぞ!」という意欲になり、さらに上達が早くなります。

また、「先生は自分の成長したところを見ていてくれた。」という信頼関係にも繋がります。

信頼関係が築かれると、講師が伝えたいことがスムーズに生徒さんに伝わると実感しています。

特に、「最近全然ピアノを弾いてこないな。」という生徒さんには、「前に比べて〇〇が出来るようになったね!一緒にピアノが弾けて嬉しいよ。」とお手紙でお伝えしたところ、少しずつ弾いてくるようになったことが何度もありました。

私は生徒さんたちのピアノを聴くことが大好きですが、生徒さんもまた、ピアノを聴いてほしいという気持ちがあるのだと思います。

そんな「聴きたいな。」をお手紙にする。

口頭で伝えた言葉たちは、音になった瞬間消えてなくなりますが、お手紙にした文字たちはずっと残ります。

残った文字たちは、見たいときに何度でも読むことが出来、読むたびに、嬉しくなったり元気が出たりします。

そんなもらったら嬉しい手紙を、是非、生徒さんに書いてみることをおすすめします。

コミュニケーションツール

私は、お手紙をコミュニケーションツールとして使うこともよくあります。

短いレッスン時間の中で、「生徒さんが今何に興味があり、何が好きで、どんなことにはまっているのか。」をゆっくり話すと、ピアノを弾く時間がなくなってしまいます。

それでもゆっくり話したいという場合は、ピアノを弾かずに聴くときもありますが、多くの場合、生徒さんはピアノが弾きたいのでなかなか時間が取れません。

そんなとき、お手紙を使うと、とても効率よくコミュニケーションがとれます。

「今、どんなことが好き?」「どんな動物が好き?」「好きな色は?」など、少しずつ少しずつ、生徒さんのことをお手紙を通して知ると、あとでいろいろな場面で役立ちます。

例えば、曲を決めるときには、あらかじめ生徒さんがどんなことが好きなのかを把握してから提案すると、曲に対する思いに差が出ます。

私の教室のAちゃんは、お手紙で「恐竜が好き。」という話をしてから、「ジュラシックパークのテーマ」を弾くことになりました。

生徒さんお「好き」という力は絶大で、好きな恐竜の曲なので、譜読みも練習も格段に上達しました。

基礎練習は難しく感じるようで、なかなか進まないAちゃんでしたが、この曲をやってからはぐんぐん伸びました。

また、何かプレゼントするときも効果があります。

生徒さんの中に「いちごと青色が好き」という女の子がいたので、いちご柄の青いレターセットをプレゼントした時も大変喜ばれました。

「お手紙でやり取りした話を、先生が覚えていてくれるのは嬉しいです。」と生徒さんが言ってくれたことがありましたが、私もやはり生徒さんが喜ぶ顔が見たいのです。

「生徒さんも私も、両方嬉しい。」

そんな効果がお手紙にはあります。

日々のレッスンでお忙しいと思いますが、隙間時間にお手紙を書いてみませんか。

一言でも、もらった生徒さんは喜ぶと思います。

いいな。と思ったらやってみてください。

ご参考になると嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました。

「ピアノ教室でお手紙を書く効果」でした。






asanoyukari

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ピアノ講師。ピアノ教室を通して教育としての音楽を考える。0歳からの音楽会にピアニストとして携わる。大学は教育学部の野外教育を専攻。野外音楽会を企画中。興味の...

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